古いパソコンにAndroid を入れてみた


Dell の inspiron mini 9 という、2008年製の、初期ネットブック時代のシロモノを、『小デルちゃん』と呼んで未だに使っているのだが、もともと入っていたwindows XPですら重かったため、早期からLinux の軽めのものを様々に試してきた。今回、Android をパソコンにインストールできることを知り、試してみたところ、問題なく動かすことができた。最新型のAndroid は、マウスとキーボードでもある程度操作できるように工夫されているようで、もちろんタッチスクリーンほどの快適さはないが、作業はこなすことができる。どうしても横画面で使うことになるが、アプリによっては強制的に縦画面にされたり、物理キーボードに対応していなかったりするので、そのへんは個別に対応する必要がある。ただし、もともとタブレット用だけあって、動作は他のlinuxの比ではないほど軽い。

インストールの大まかな流れは、他のLinuxをインストールするときと同じだ。
1. iso ファイルをダウンロードして、起動用のUSBフラッシュを用意する。
USBフラッシュにisoファイルを書き込むときには、自分はいつもunetbootinを使っている。書き込みの際、USBフラッシュ内のファイルは消されるので、大切なファイルが入っているようなものは使わない方がいい。今回ダウンロードして使ったisoファイルはandroid-x86-4.4-RC2.iso. これより低いバージョンでは、内蔵のwifiデバイスが使えなかった。

2. 書き込んだUSBフラッシュを差し込んでPCを起動する。PCはUSBフラッシュからの起動が有効になっている必要がある。ファンクションキーのいずれかを押しながらPCを起動すると設定を変更する画面を呼び出せることが多い。

3. 『インストールせずに起動』というメニューが『デフォルト』の下にあると思うので、まずそれで起動し、動作を確認する。特にwifi や音、画面の大きさなどに不具合が起きやすい。この時点であまり細かく設定しても、設定は保存されないようだ。

4. 問題なく動作するようなら、再起動し、3. のメニューでハードディスクへのインストールを選び書き込む。当然、もともと入っていたOSやファイルは消されるので注意。

結局できることはタブレットと変わらないのだが、この場合、キーボードが付いているのが助かる。google 日本語入力を入れて日本語入力もできる。